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その他雑感
アメリカと日本の子育て 3
久しぶりの子育てテーマです。
3年間ではありますが、自分の子育ての重要な時期に、アメリカに住んでいて、
つくづく、日本と方向性が逆だよな・・・と思っていました。
日本には、「地頭と赤子には勝てない」という言葉がありました。(ご存じですか?)
赤ちゃんはどんな時でも王様で、周りのみんながひれ伏す存在です。
それはアメリカも同じなのですが、その一方で、幼児さんは厳しく躾けられるという印象があります。
そして、小学生になっても、規律を重んじられます。
4年生くらいになると、かなりの宿題が出て、お勉強が大変になります。
中学生になって、留守番もできるようになり、高校生で自由を手に入れます。(のように私には見えました)
ただし、その代わり、妹や弟の世話を親から頼まれ、責任と言うものを身に着けていくように思えます。
このように、アメリカの子育ては、小さい時に厳しく、だんだん緩くなっていくという方向なのです。
一方、日本はどうでしょうか? 逆ではないでしょうか。
まだ小さいから、できないのね。まだ理解できないから、仕方がないわね。と幼児期は甘々。
しかし、小学生になると、まだ小学生だから~と、もう大きくなったんだから! のダブルスタンダード。
そして中学生になると、(子供サイドからしたら)突然、もう、自分の事は自分でちゃんとしてよね。と言われ、
高校生になったら、自分の事は自分で出来て当然でしょ。責任もってね・・・というように、
小さい時はゆるゆるで、成長するにつれ、厳しくなります。
それぞれ文化の違いなので、どちらが正しいとはいえないですが、
小さい時こそ、自分の事は、自分でさせる習慣をお勧めします。
子供は小さくても色んな事を理解していますし、いろんなことができます。