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その他雑感
アメリカと日本の子育て プロローグ
研究留学でボストンに3年程住んでいたのですが、子供が5歳から8歳という大切な時期に、
日本とは違う文化圏で子育てできたのは良かったと思います。
その時に、感じた違いについて書いてみます。
公園で子供が遊んでいて、帰るよ~と声をかけても、まだ帰りたくない!と、ごねているのは、たいていがアジア人の子供たちで
アメリカ人の子供たちは、帰るわよと親御さんが一声かけると、すーっと帰っていきます。
親の言う事をよく聴くんですよね。
もちろん、アメリカの子供たちも、ごねたり、お店でわんわん泣いたりすることもありますが、頻度が少ないと感じました。
うちの子供たちは、割とごねない方だったので、大きくなってから聞いてみました。
どうして、ごねたり、大声を出したりしなかったの?
答えは明瞭でした。
そんなことをしても、ママが意見を曲げる訳ないし、どうせ自分の意見が通らないのはわかりきっているから、
無駄なことはしない。
その言葉だけを見ると、ある種の諦めとか支配的とか、ネガティブな感じですが、
親がはっきりと方針を立て、かつ、それを曲げないで突き通すというのは、必要なのではないかと思います。
アメリカ人は、とても子供に優しいですし、可愛がります。
でも、日本の子育ての方向性とは、と少し違うなと感じていました。